駅 = 汽車・電車などが停車し、旅客の乗降、貨物の輸送を取り扱う場所。
| 1.どこにあるの? |
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| 日本のほぼまん中といえるでしょうか?群馬県と新潟県の県境の群馬県側にある駅です。 JR上越線にあります。住所は群馬県利根郡水上町字土合。谷川岳の懐です。ここは、上越国境を 越えるための長いトンネルを抱えています。その端に、この土合駅があるのです。 |
| 2.どんな駅なのか | |
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| 最初に言っておきます。普通の駅じゃありません。どんなところが普通じゃないのか。
なんと、下り線ホームが地下、上り線ホームが地上にあるのです。右の図のような配線になっています。
なんでこのような変てこな作りになったか、それを説明するには土合駅の歴史をちょっぴり紐解いてみる
必要があります。 上越線開業当初は、現在の上り線のみの単線でした。この上り線は、ループ線を群馬側、新潟側に それぞれ設けられ、なるべく高いところに登り、山を貫くトンネル(清水トンネル)の長さを短くして あります。そして、土合駅は清水トンネルのすぐ手前に最初は信号所として設けられました。そして、 後に駅として格上げされています。 昭和42年に、上越線が複線化されました。新しい線は、上越国境を越えるのに、ループ線は設けず、 土合駅の一つ水上よりの湯桧曽(ゆびそ)駅付近から、非常に長いトンネル(新清水トンネル)を作り、 山を貫いています。そのため、ちょうど土合駅の付近では、下り線はトンネルになっているので、 このような、下り線が地下、上り線が地上という作りになっているわけです。 |
土合駅の配線図 |
| 3.構造をもっと詳しく | |
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| 3-1.地下下り線ホーム | |
| では、もっと詳しくその設備や構造について
説明していきましょう。まずは、地下にある下り線ホームからです。この下り線ホームは海抜538mの
ところにあります。そう、地下と言っても、もともとが高いからこれだけの標高なんですね。 ホームはどんな編成でも止められるようにしてあるのか、非常に長いです。20m×15両はゆうに 入るような長さ。でも、全部電気で照らされているわけではありません。端の50mずつ位は、蛍光灯が はずされ、真っ暗です。まぁ使いませんからね。ホームは片側1面で、ホームに入っている線は側線 の方なので、停車する列車はポイントをガタガタ渡ってやってきます。本線は通過線になっていて、 貨物や通過列車はこちらを通ります。気になるホームの端には、新潟側には信号施設、水上側には何も ありません。壁があるのみです。 ホーム上にある施設はというと、まず、ホームのほぼ中央に出口と書かれた黄色い案内灯があり、そこから 長い長い地上に通じる階段がのびています。その階段の少し新潟よりには待合室、倉庫、便所がある 白い建物があります。ただ、外壁内壁共に靴の跡がたくさんついていて汚い。 待合室は狭く、なんとなくジメジメした感じがするので、どうしても座りたい時以外は外に居た方が 気分がいいと思います。というのも、ここは地下70mですから、一年を通して気温の上下があまり なく、夏は涼しく、冬暖かいという環境なのです。多少湿気はありますが...。倉庫は閉ざされ、電気も ついていませんが、目を凝らせば中の様子をうかがうことが出来ます。中は相当長くいじられていない ものもあり、白い謎のカビが生えていたりしてかなり気味悪いものがあります。便所はぼちぼちといった 感じ。一応水洗ですがあまり使おうという気にはなれません。トイレには始終水が流れ、トンネルに たたずむと、そのちょろちょろという音だけが聞こえます... 壁面には駅名板と名所案内が張り付いています。かなり汚れていますが。あと、ホームの端には、 国鉄の字体で「どあい」とかかれた縦に細長い板もあります。 |
水上方からホームを望む 2001/03/06 |
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待合室・倉庫・便所の建物 2000/03/05 | |
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待合室のなか。現在はポスターがはがされています。 2000/03/05 | |
| 3-2.地下と地上を結ぶ階段・通路 | |
| では今度は地下ホームと地上の駅舎とを結ぶ階段に
ついてです。どれくらいの長さがあるかというと、階段だけで、338m・462段、そしてさらにこの階段を上る
と、143m・24段の連絡通路があります。このなが〜い道のりを経てようやく駅舎にたどりつくことが出来ま
す。駅舎と地下ホームとの標高差は70.7mあり、普通に歩くと改札口まで約10分ほどかかります。階段を
登って行くと、夏とか冬には気温の変化が身をもって体感できます。 階段は一直線の斜坑に5段ずつ作られています。眺めると気が遠くなりそうなくらいです。階段には 10段ごとに番号がふられていて、自分の位置がわかるようになっています。また、「ここがまん中です」 といったようなメッセージも書かれたりしています。階段の途中、約3分の2くらいのところにはベンチも 置いてあります。階段の横には幅1.5m位の無整備の部分が続いているのですが、ここは元々、 エスカレーターの建設予定地だったようです。しかし、利用者も数えるほどしか居なくなった今、 その必要性も皆無になってしまいました。 この斜坑は、通風口の役目も担っています。列車が近づくとここを下から上に向かって風が吹き抜け 、列車が走り去っていくと、途端に風向きが変わり、上から下に向かって吹きます。この風は階段の 上でも感じられます。結構強めの風ですよ。 また、この階段は2000年夏の「高校生クイズ」の会場としても使われました。そのせいか、階段下にある 看板が、2000年の9月に来てみたら新しいものになっていました。 階段を上がりきると、明るくなり、湯桧曽川と国道を跨ぐ通路があります。その先には風除けのついたてが 立っていて、その奥に引き戸があります。引き戸には「お疲れ様でした」の文字が...。引き戸の中は、 雪がある時期は、外は雪に埋もれていて非常に暗いです。電気はあるのですが、ついていません。 少しずつ階段を上がりながら通路を進みます。雰囲気的には古い学校の廊下といった感じ。突き当たって、 90度右にまがると、目の前に改札口が広がります。
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斜坑をホームから望む 2000/09/08 |
階段下にある看板(旧) 2000/03/05 |
階段下にある看板(新) 2000/09/08 |
階段に書かれた数字 2000/03/05 |
階段を上がりきったところ 2000/03/05 |
引き戸に書いてあるメッセージ 2000/03/05 |
学校の廊下のような通路 2000/03/05 |
| 3-3.駅舎・駅前 | |
| 駅舎について、特筆すべきは、この立派さ
でしょう。巨大な赤い三角屋根が目印。改札口を抜けると広くて天井も高く開放的な待合室が広がり
ます。上の蛍光灯は間引きされていますがこれで十分。待合室内にある主なものは、机、個別の椅子、
自動販売機、スタンプ台(スタンプは行方不明)、登山届が入った台などです。あと、水上よりに
シャッターが閉められた窓口があります。この駅に駅員が居るということは滅多にないでしょう。
その締め切られたシャッターの奥は事務室のようになっていて、電気、ストーブなどは生きています。
たまに、保線関係の方々が、休憩のために使っているようです。 この広い待合室の横にはもう一つ部屋があります。赤い長いすが4脚置いてあり、また、清水トンネル の歴史や、谷川岳の写真などが飾られています。 外にでて右を向くと、便所があります。こっちは男、女と別れているし、地下のよりも綺麗です。 トイレの手洗い用の水道は凍結防止に年中流れています。またトイレの外にも水道があり、こちらも 年中OK。 駅前は広場になっています。駅前には土合ハウスという民宿と、誰も居ないと思われる元売店が1件 あり、その建物前にある公衆電話と自販機は冬季もちゃんと動いています。冬季はあたり一面雪に 覆われ約2〜3mは積雪があります。夏と冬ではかなり景色に差があります。冬は雪を防ぐため、 駅入口の前に透明の板が張られます。駅の前には国道が走っていて、比較的車の通行もあります。 また、ここには水上や上毛高原駅から谷川岳ロープウェイに行くバスが走っていて、電車の本数 より多い数バスが走っています。 |
駅舎正面(夏季) 2000/08/08 |
駅舎正面(冬季) 2001/03/07 |
待合室 2000/03/05 |
待合室奥の空間 2000/03/05 |
駅入り口(奥は便所) 2000/03/05 |
| 3-4.地上上り線ホーム | |
| 改札口を入って、地下に行くのとは反対方向に歩いて、
外に出ると上り線ホームがあります。さすがにこちらは階段が一段もありません。スロープのみ。
こちらもかなり長いホームです。しかし、前はもっと長かったのです。地下と同じくらいありまし
た。1999年?に、地上ホームから線路をはさんだ反対側の斜面で土砂崩れが起き、ホームの一部が
埋まってしまいました。その当時、上り線が不通となり、下り線を単線として運転されていました。
およそ1ヶ月の復旧作業を経て、上り線は復活。元通りの姿に...と書きたかったのですが、ホーム
の埋まった場所は駅舎からかなり離れていて、その埋まった場所より手前だけでも用が済むらしく、
その埋まったところだけぽっかりホームが跡形も無く撤去されていました。その現場よりさらに
先にはまだホームが残っています。土砂崩れが起きた斜面は、金網が張られ、土石流の危険を感知
するセンサーまでついています。このように、少し様子が変わってしまいました。 ホーム上には小さな待合室がぽつりと立っています。中にはベンチが一脚あるだけ。シンプルです。 上り線ホームの反対側の斜面、新潟よりには「民宿 土合山の家」が建っていて、こちらは人も居 ます。ホームから少し水上寄りにいくとすぐトンネルがあります。また、新潟よりに行ってみると、 先ほどの国道と交わる踏切があり、さらに湯桧曽川を線路が渡るとすぐに清水トンネルの入り口と なっています。こちらは下り線と違って、本線にホームがあります。 |
上り線ホーム 2000/03/05 |
土砂崩れの現場(中央の金網のある場所) 2001/03/07 |
ホームから駅舎を望む 2000/08/08 |
| 4.土合駅寝体験記 | |
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| これまでに私は土合で、3度駅寝をしました。夏1回(9月)と冬2回(共に3月)です。
夏は、何処で寝るにも楽です。ただ、雨天時は駅舎の中で寝ないときついですね。 問題は冬季です。ハッキリ言って寒い。防寒対策はしっかりしてこないと...凍死します。 冬も、この駅は水道が生きているので水には困らないでしょう。あと、床はコンクリなので、 そのままマットを敷くと底冷えします。一つの手として、展示スペースにある赤い長いすを使うの もいいのでは(自分もそうしました)。待合室の電気は一晩中消えません。あと、国道も近いので、 たまに昼夜問わず鉄道利用者ではない人が来たりもします。登山する人が、車で駆けつけ、駅舎 の中でテントを張るという人も居ますし、このトンネルを見物に来る人も居ます。寝てる横を歩かれ たりもしますから持ち物の管理は注意した方がよいと思われます。 こんな感じでしょうか。夜は水道の音以外静かですよ。 | |
| 5.土合駅の時刻表 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ここまでは、駅のつくりなどについて説明してきました。最後に、土合駅にはどれくらい、 そして、どんな列車が来るのかということについてです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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JR 上越線 土合駅 時刻表
2003/07現在
= 臨時列車 =
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| 土合駅に停車する定期列車は5往復計10本。他に臨時列車があります。臨時列車は、年間
通して土曜休日のみ運転するものと、冬季にはさらに増えます。やはりスキーシーズンだからですね。
また、快速列車も停車するときもあります。冬はスキー臨、夏は登山臨などです。 車輛は、普通列車は全て新潟地区の115系。臨時列車の場合も普通列車はこれです。その他は165系 などとなります。 このように列車の本数がかなり少ない区間です。上越線の中で水上〜越後中里間がもっとも普通列車 が少なくなっています。それだけ需要が少ないわけで...。とにかく、土合においでになる場合は、 時刻表をチェックしてからにしませう。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| また、前述のとおり、駅前には 谷川岳ロープウェー⇔水上駅・上毛高原駅 の関越交通バスが走っています。 そこで、バスの時刻も紹介しましょう。なお、バス停は、駅正面の国道の両側にあります。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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関越交通バス 土合駅前 時刻表
2003/03現在
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◎は、4月1日〜12月10日まで運行 ●は、12月11日〜3月31日まで運行 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| と、このように列車より多いです。が、運賃が少々割高。水上⇔土合駅前は590円。土合駅前からロープウェイまでは、 190円ですが、バスを待つのが嫌だったら、国道沿いに歩いてみましょう。15〜20分でつきます。土砂崩れで上越線が 寸断された時、このバスで脱出できました(^^;; →くわしくは、関越交通のHPへ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| いかがでしたか?土合駅について少しでも分かっていただければ幸いです。 百聞は一見にしかず、一度行ってみてはいかがですか? |
| 土合 どあい DOAI
湯桧曽から 6.6km
開業:昭和11年12月19日
参考文献
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